つい先日
土曜日だったかな
大阪の布施商店街を
それも駅前をブラブラしてると
何やら人だかりが…

まあ

布施だし
人だかりって言っても
渋谷とかに比べりゃ
かわいいもんですけど…



初めて渋谷に行ったときゃ
そりゃもう

まつりやってんのか?
と本気で思ったくらい
人だらけでしたから…

まあ
そりゃともかく

とある場所に
人だかりができているわけです。

一体何かな?と見るともなしに
見ていると、それは
ポップコーンを作っているのでした。


ポップコーン
あるでしょう?
透明なガラスのケースの中で
ポップコーンが
ドンドン出来ていくあの機械ですよ。

あれをとある店先で
わざわざ人が通る道に
はみ出して仮設置して
作っているんです。

ポップコーンを
ポンポンドンドン

そのポップコーンマシーンに
人がたかっているんです。


そして
近くでは黒服の
若い男が大声で

「さーポップコーン!無料ですよ!」
「今、無料配布中です!」


と道行く人にお声掛けをしています。


よく見ると、その傍らでは
紙コップに入れられた
ポップコーンをあの人も
この人も手に持ちながら
ウロウロしています。

機械のそばでは…

土曜の昼下がり
子供や家族連れが
ただでできたてのポップコーンが
もらえるとあって並んでいるのです。




「ほー タダか…俺ももらおうかな?」

と一瞬そんな考えが頭をよぎった
その時に
またしても黒服の若い男が
こう叫びました。


「ポップコーンを食べ終わった
紙コップを返却して頂くと
今ならUFOキャッチャーを
1回無料でして頂けます!」


「ん!」


ここでやっと
そのカラクリが分かったしだいです。

なるほど!

なるほど!

こりゃいいわ!


商売とはこうするべきですな!
と、ヒントをまたも頂きました。

もうお分かりでしょうか?


黒服の若い男は
その店の店員であり
その店はゲームセンターなのでした。

今でもゲーセンって言うのかな?

かつては
一世を風靡したゲーセンも
今じゃ結構下火でしょう。

ゲーセンいかなくても
スマホでゲームできるし…

いつでも





土曜の昼下がり
店の前はブラブラと
あてもなく人は流れていくものの
ゲームセンターに入る人は
ほとんどいません…


「うーん」
「このままではヤバい…」


店の経営者は
考えたに違いありません。


「どうすれば、客を呼べるか?」


駅前の好立地ですから
常に人は流れています。
そのうちの何人かでも
店内に招き入れたいのです。


「うーん…」


そこで
経営者が考えたのが
UFOキャッチャー1回無料券です。

チケットのように
印刷してアルバイトに持たせ
店の前を通る人に
ティッシュ配りよろしく
配布してみました。


「UFOキャッチャーが今なら
1回無料です!お得ですよ!」


確かに
券は渡せますが
もらうだけもらって後は
ゴミ箱にポイっ
ゲーセンに入ってくれる人は
ごくわずかです。


「うーん」

どうすれば…


そして
考えたのが
このポップコーン作戦でした。

これは見事に当たりました。


何しろ
ポップコーンです。


ポップコーンですよ。


ここがミソです。


通常
ポップコーンとUFOキャッチャーは
まあ、結びつきません。

ポップコーンと映画なら
結びつくかもしりませんが。


そして
そのビジュアル性が見事です。

誰もが見える形で
ポップコーンがドンドンできていきます。
その様だけでも面白い…

そして
香りです。

ポップコーンの香ばしい香りが
辺り一面に否が応でも漂います。

お祭りの出店感覚ですね。


見て楽しく
香で楽しく
食べて美味しい。



しかもタダ!

こりゃたまりません。

ただでさえ
ブラブラしてるんですから
誰でも寄ってきます。
自然とつられて

そして

人が寄ってくればくるほど
相乗効果でさらに
人が寄ってくるのですよ…


これが集客マジックです。


そして
何気にもらった
ポップコーンを食べた後
邪魔になるのが紙コップです。

食べ終われば
タダのゴミですから。

最近ではゴミ処理は問題になっており
勝手に道端に捨てるわけにも
いきません。そこで…

食べ終わった人は
例の黒服の若い男が言った
言葉を思い出すわけです。

紙コップを返そう。
(ゴミ処理しよう)

UFO無料券をもらう。

せっかくだから
1回やってみるか!

ゲーセンに入る。


これですよ。

コレ。


なんだか人だかりがしているので
行ってみるとお得なことがあって
こりゃ、のらなきゃ損だって思ったら、
いつの間にか
ゲーセンで5千円使ってたわ…


これですよ。

これがThis is ショウバーイです。



こっちから寄らずに
ターゲットに寄らせる工夫。

そして
ターゲットに行動させる。

自らの行動に
人は否定的になりません。


最初の自発的行動。

ポップコーンをもらう。
タダでお得だ。
行動を制限させる理由も
ありません。これで終われば。

ところが

食べ終わる…
紙コップが邪魔だ。

空の紙コップを返すという
自発的行動をとるように
初めから仕組まれていることに
普通は、気が付きません。

結果

ゲーセンに入ってしまうのです。


見事です。

これは当たりました…


もう1回整理してみましょう。

キーワードは

ポップコーン
紙コップ
UFOキャッチャー1回無料

です。

これらが
綿密に計算されたように
それぞれが実はつながって
ターゲットが行動するような
仕組みができているのです。


これです。


一見、商売とは無関係な
絶対的にお得な情報に
人は自然と集まります。
(この時点では商売は×です)

行動を制限させる理由が
なければ、自発的に集まります。

この仕掛けが
ポップコーンです。

次に…
ここが重要ですが
上の仕掛けによって
次の行動をとらざるを得ない
状況をそれとなく仕組むのです。
(それとなく分からないように)

この仕掛けが
食べ終わった紙コップです。

不要になった紙コップを
捨てに行く。
これも不自然ではありません。
特に行動を規制する理由もありません。

そして
ターゲットの脳裏には
「食べ終わった紙コップを回収してくれる」
という情報が残っているのです。

そして
そこには
「UFOキャッチャーを1回無料でできる」
という付加価値もあります。

こうして
ポップコーンに集まったがために
最終的には多くの人が
自発的にゲーセンで
お金を落としてくれるのです。


この一連の流れ
仕組みを作り出すことが
ビジネスなのです。

稼ぐ、儲けるとは
単に何かを売るという
単純なことではないのです。


寄せて
行動させて
最終的に
クロージング

これらを
ターゲットが自発的に
無意識に行う仕組みを
作ること、それがビジネスであり

ネットで行うとネットビジネスと
なるわけです。

アフィリエイトも
ネットビジネスの一つです。

単純にブログに
ASPから取得したタグを
貼り付けてもまあ
報酬は上がらないでしょう。

それは
仕組みができていないからです。


このポップコーン作戦と
同様の仕組みを
ネット上に作れば
誰でも、ドンドン
集客できて売れてしまう…

その仕組みを
作るか?作らないか?が
報酬が上がるか?
上がらないか?の違いとなるのです。


少なくとも
私はそう思います。





※記事はフィクションであって
現実の出来事ではありません。

tomchi
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